谷坂鉄工所の強み

線材から釘、ねじなど一連の工程における金属加工用産業機械を手掛ける世界有数の機械メーカー。

 釘やねじ・ボルトなど、またその材料になる金属の線材などは、建築業界や自動車業界、土木業界、特殊なところでは衣料業界にも使用されています。谷坂は大正3年に東大阪で鍛冶屋からスタートし、世の中のインフラで必要な工業製品である、釘を作る製釘機、ねじやリングマークを入れる転造機、その材料になる線材を引き延ばす伸線機を手掛けました。

 品質のいい伸線をするために、その線材の表面のスケールを落とす機械、高品質な伸線を実現するための表面コーティング装置などを準備しました。その後、お客様の要望に応え、種々の伸線機を開発製作してまいりました。

 その周辺機械である、線材の供給装置、製品の巻取装置にも様々なノウハウがあります。その伸線した線材から釘を作り、釘に螺旋溝やリングマークを付けるために、平ダイスによるローリングマシン(転造盤)、を手掛けてきました。ネジ製作機は、谷坂は後発でしたが、アメリカのローリングマシン、HARTFORD社との技術提携、加えて我々も研究を重ね、高スピードで剛性のあるローリングを開発製作してきました。また1995年、伊丹工業の圧造機ヘッダーを引き継ぎました。機械製作は1ダイ2ブローのダブルヘッダーのみに注力していますが、これで、線材からネジを作る一連の機械を製作できるようになりました。

 谷坂は機械メーカーとして、線材から釘やねじ、ボルトなど各種工業製品に至る一連の金属加工機械を製作してまいり、平成26年2014年に創業100年を迎えました。谷坂の機械はスピードを求めるだけでなく、線材・板材加工のニッチな領域をカバーし、剛性のある機械で、機械寿命も長く、50年経過した機械もメンテナンスの話をいただくことがありますが、図面もほぼ管理しております。設備検討の折、修理の際には一度是非お問い合わせください。

 谷坂はこれからも線材の加工工程を網羅する一連の産業機械の製作、修理を手掛け続けてまいります。

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